前々から感じていたことですが、有名な音楽家たちは異常なほど短命、小説家・詩人の寿命はまちまち、それに比べ、画家は総じて長命です。男性でも90歳を超えて創作活動を続けた人が大勢います。つまり、あらゆる感覚の中でも視覚、特に美しい色・形から得られる脳への刺激が健康と長寿に有効だということではないでしょうか。という理由で、目標一日一枚、イラストを描くことにしています。たいがいは真夜中、眠くてたまらない時間に、時々コクッとなりながら、それでも一日の締めくくりとして一枚の絵を描くことでストレスを洗い流し、きれいなもの、かわいいものを目の奥に焼き付けて眠りについています。睡眠時間をけずるマイナスとストレス解消のプラスと、どっちが大きいか疑問もありますが。美術鑑賞もいいでしょうが、どんなすばらしい他人の作品を見るより、つたない作品でも自分で創作することにさらなる効果があるように思います。絵が描けなくても、きれいな落葉をいろんな色の画用紙の上に並べてみるとか、それもpassなら山や空が美しく見える時はおもいっきり見とれてみるとか。要は感動できる心とそれを表そうという気持ちさえあれば、この世はアートにあふれています。それに、美しいものを見るよう心がけていると、他人の欠点や醜い面を見ないようになる、いや一歩進んであらゆる人に等しく備わっているはずのその人の美点まで見えてくるようになるのでは。画家の長命の理由もこのへんにあるのではないでしょうか。
 
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