ご注意:これはあくまでも素人療法で、たまたま治ったケースを紹介しているに過ぎません。


ごく親しい人がこれ(いんきんたむし=股部白癬)に罹りました。前にMITCHI OILが爪水虫に効果があったという話をしていたので、これにもどうだろうか、と相談を受けたのです。
最初、爪水虫の時のように、MITCHI OILのみを塗ってみてもらいました。
  感想:  痒みは取敢ずすぐに治まった。が、2日ほどするとまた何となく痒みがぶり返した。

それはまずいだろう、と作戦を変更。実はその後、例によって「こうじ菌」「納豆菌」も試してもらったのですが、効果薄で実験中止。

そこで登場したのが下の写真の面々です。

         
左は手作りの青梅の酢漬け 右は市販の梅干ミッチーオイル ベーシック茶葉をミルサーした抹茶


左端の青梅の酢漬けという代物は、私が青梅を買ったものの梅干にするのが手間なのでとりあえず酢に漬けておいたものです。どこのお宅にもあるというものでもなく、売ってもいませんのであしからず。(これはなくても大丈夫ですから、痛いのさえ我慢できれば)


最初に使うのは「梅干」。後先考えず、英断を以て果肉を患部に塗りつけます。健康な皮膚の部分まで充分広い範囲に塗ります。 塗る回数は要するにトイレに行くたび、とします。差し支えなければトイレに梅干を入れたお皿を置いておき、毎回用足しが終わったら塗るようにすると合理的です。
もし掻きむしってしまっていて、皮膚がただれ、とてもじゃないけどしみて痛くてたまらない、という場合は、梅干を使う前に1、2日ミッチーオイルを塗って、皮膚を正常に近い状態に戻してからにすると痛みが和らぐと思います。
これを根気よく続けること2週間ほどで、基本的に痒みは感じなくなったとのこと。痒みが本当になくなったかどうかのチェックポイントは「夜、寝ている時に無意識に掻きむしることがなくなったかどうか」で見極めるそうです。
酢漬け梅はどうするのか、というと、梅干じゃなくこれ単独でも効果はありました。それに酢を使っているわりにそれほどしみません。これだけで効果が充分であれば、塩がしみる梅干を使うまでもないと思います。ただ、塩があるだけに梅干の殺菌効果は酢漬けより上だと思います。梅干ストレートだとどうしてもしみるという場合は、酢漬けと半々くらいに混ぜ合わせて使うと、効果はそのままで、あまりしみないものになります。

梅干で白癬菌の息の根を止めたと判断したら、その後皮膚のただれのケアにミッチーオイルを使います。
実は痒みがなくなってからは痛みが残るとのこと。それは梅干の刺激で皮膚がただれているからではないかと思い、ミッチーオイルの出番になりました。もちろんミッチーオイルにもカテキンの殺菌力があります。
梅干を止めてからでも、万一少しでも痒みのぶり返しを感じたら、即また梅干を塗ります。このように様子を見ながら梅干、ミッチーオイルのローテーションでただれを徐々に治して行きます。

痒みも痛みもなくなってもまだまだ油断禁物。次の段階は乾燥を保つために抹茶をシッカロールとして使います。これも特に差し支えなければかなり長い間続けるといいと思います。

いんきんたむしというと、痒みはもちろんのこと、皮膚の変色がまた大きな悩み。病院で治療を受けても、この変色を速やかにとる方法はない、とその道のサイトに書いてありました。が、この梅干・ミッチーオイルの方法では、痒み・痛みが治まった頃、変色部位の色もかなり薄くなって来たそうです。梅にもお茶にもきっと脱色、美白効果があるのだと思います。事実、ミッチーオイルは私の夏の日焼け止め美白アイテムです。

この人のケースでは発症してから正味1ヶ月で白癬菌との戦いは一応の終止符を打ちました。が、少し汗ばむことが続いた時や、お風呂に入れない事情があった時などには予防的に梅干、ミッチーオイルを使うことにする、とのことです。

この人が特別不潔な人では決してありません。事情を聞くと、秋口に足かけ3日ほどお風呂もシャワーも使えない時があり、ふと気づくと夜中に掻きむしっていたそうです。「あれ、変なところを蚊にくわれたな〜」と夢うつつで思いながら、明くる日になってそこにミミズ腫れのような隆起が出来、それでも何が起こっているのか気づかないでいたところ、丸2日ほど経過してから、その箇所を肉眼で確認し、赤黒い変色に初めて気づいて慌てたそうです。白癬菌が体に付着しても毎日洗い流していたら感染することはないとか。でも2日くらいお風呂に入れないなんてこと、長い一生のうちでは珍しいことでもありませんから、誰にとっても明日は我が身と言っても過言ではないのでは?これから日本も亜熱帯気候になっていくだろうし、ますます危険。
もちろん、感染したならちゃんと病院に行くのがベストなんでしょうが、男女を問わずなかなかそうも行きませんよ。私や家族に起こった時にはもちろんこの方法やってみます。 ^_^おわり。