「四十腰」の名の通り、かっきり40歳になって間もなく二年間ほど腰痛に悩んだことがあります。それほど重症にはなりませんでしたが、夜横になってからの鈍い痛みと朝起きあがる時の重い痛み、一日中続くきゅーんとくる痛みは辛かったです。ついでながら、50を過ぎた時にはまたきっちり「五十肩」にもなり、鏡の中の自分は20代とそう変わらない(おい)と思っているのに、ちゃんと人並みのプロセスを辿って老化している事実を思い知らされました。(この分では寿命も人並み、かな)
 
 
先日、テレビで「下腹とお尻をすっきりさせる方法」とかで、「骨盤をひねって歩く歩き方」というのをやっていました。普段まったく使っていないお尻周りの深部筋肉を使うことにより、その部位がすっきりするというのです。モデル出身の先生がお腹の前にでんでん太鼓をつけ、歩き方を伝授していました。骨盤をちゃんと回転させて歩けばその太鼓が鳴るのです。
そんな恥ずかしいことをするかどうかは別として、言われてみれば骨盤周りの筋肉なんて全然使っていないのでは、と思い、早速その直後から練習開始。翌日新幹線に乗った時にも座席の上でお尻をくねくね。脇の筋肉が痛くなりましたが、何とかコツを掴むことができたと見えて、骨盤だけをなめらかに回転させられるようになりました。
するとなんと、明くる日の朝、起きあがる時、何だかとっても体が軽く、身軽にすっと立ち上がれたのです。そのまた次の日の朝に至っては、なんとお尻から先に起きあがったではありませんか。まるで猫のように、体の中でお尻が先に高く上がり、フトンの上で三角形になったのです。そんな面白い姿勢をとるなんて自分の意志なんかでは全然なく、「なんじゃ、こりゃーっ?」とびっくりしました。以来まだ5日くらいしか経っていませんが、毎日意識して骨盤をスウィングさせた結果、腰だけでなく体全体の動きもとってもなめらかになりました。バスの真ん中の通路などを通る時も楽々。床のゴミを拾う時、自転車をこぐ時、まるで全身の関節にグリスを差したように、なんの抵抗もなく体が自由に動くようになりました。骨盤にジャイロが組み込まれたよう。十代の柔らかさが戻った感じ。足だって楽々高く上がります。泳ぎ方もダイナミックに。今まで体のカナメと言えば背骨かな、と思っていましたが、骨盤の大切さを実感。       2004.04.07
 
番組をご覧になっていない方の為に、自己流の解釈ですがやり方のコツを書いて見ますと
(図解はかなり難しいのでまたの機会に)
ろうそくを手に持っている時、強い風が吹いてくると、消えないようにもう一方の手を丸めて炎の周りをガードしますよね。風の向きが変わると、あなたの手も炎の周りを回転してガードすると思います。 (何言ってるの?とお思いでしょうが)そのろうそくが自分の背骨、丸めた手が骨盤だと思って下さい。骨盤腔の真ん中を中心に、骨盤を右回り、左回りとひねるのです。肩や膝の関節は動かさず、骨盤だけを意識して回します。最初はなかなか難しいですが、コツを掴めば後は簡単です。立った姿勢でも椅子に座ってでも、寝ていても練習できます。特にパソコンしながら長時間椅子に座りっぱなしの時、キーボードに向かったままクニクニと「ながら運動」ができますし、それによって腰だけでなく全身の血行もよくなりますから、とっても合理的です。
この運動が難しすぎる場合は、「お尻歩き」でも同じような効果がでるのではないでしょうか。但し、長年続けるとお尻にタコ・黒ずみができますね。
 
教 訓 : 骨盤を制する者は人生を制す。
 
またまた余談ですが、目が覚めてパッと起きあがれるかどうかが生死を分けることもあり得ますよね。地震の時とか、また最近の社会情勢ではいつ何時、賊に押し入られるか分かったもんではありませんから、この運動、役立つと思います。
 
もう一つ、こういう練習法もいいのでは、と思うことは:
歩く時、自分の足がX脚であるとイメージして、左右の足を10時10分の形に着地しながら歩く。すると不思議に太ももからお尻もつられてフリフリします。反対にO脚だと絶対無理です。どうりでX脚の多い西洋人がこういうモンローウォークになるはずだ、と思いました。
 
                   
掲示板に耳より情報を寄せて頂きました。(2004. 4)     よっしーさんより  

先週から骨盤スゥイングをやってます。ちょっとアレンジを加えてフラダンスのように骨盤だけを上下させる動きもしています。(膝を曲げないように、その場足ふみをして骨盤を動かすのです)
この骨盤上下運動は、歯磨きしながら、テレビを見ながら、煮物の様子を見ながら・・とながら体操するうちになんとなく編み出した動きです。
やり方は、
足を肩幅くらいに広げて膝をまげないように右・左・・とつま先立ちするのです。
このとき、腰の付け根から動かす感じで、ウエストから上は動きません(かすかに上下するくらい)。
丹田を意識しながら鏡の前でやると、中心がずれないと思います。
普段使わない筋肉なので、最初はふくらはぎやわき腹が筋肉痛になるかもしれません。
あまり無理をしないよう、30回1セットくらいにした方がいいと思います。

早速やってみました
最初はそれこそ「こんな運動……ムリッ」と思いましたが、その日の内にコツを掴めました。骨盤の回転と上下、この2種類の運動を適宜組み合わせることにより、それぞれが筋肉へ与える負荷が軽減・相殺されるようで、どちらか一つ単独で行うより、後で腰がず〜っと楽です。
歩く時、回転と上下をうまく取り入れると、体にはラクダの歩みのようなゆるやかな揺れが起こり、頸椎〜背骨〜骨盤と要所々々の関節がほどよく揺り動かされ、リラックスした中にもとっても効果的な運動が行えます。自分自身も家族も驚いたことに、正味3日ほどで、「ラ・フランス」のようなお尻 (>_<) も随分スッキリ (^-^) です。
 
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