ちょっとよけいな一言

 

大金持ちはなぜ自宅にプールを造るのか?(そりゃ芋のコを洗うようなところで泳いでいたら誘拐犯の餌食でしょうが)華僑のある大富豪は朝5時起床、自宅のプールでひと泳ぎしてから誰よりも早く出社する、というインタビュー記事を読んだことがありますが、彼らがこのようにどん欲に泳ぐのはちゃんと理由があって、空気中から水中へと身を置きかえただけで脳が非常に活性化され、ストレスが取れるばかりか、思考能力がアップし色んなアイデアが次から次へとひらめくようになるからではないでしょうか。と、少なくとも私はそんな感じがしています。なのになぜかビンボー人……。

顔を水に沈める……いつも当たり前のようにやっている呼吸ができなくなる……このままでは死んでしまう……無意識でも脳は「死」を回避するためにあらゆるセンサーの感度を全開し、サバイバルのために必死に策を講じようとしていて、その副産物として日頃抱えている諸問題の解答とか、思いがけない突飛なアイデアなどもスイスイ浮かんでくるのではないでしょうか。

大金持ちになれなくても、泳ぐことは楽しいです。学校の授業ではないのですから、何もクロールや平泳ぎという決まった泳ぎかたをしなくても、自分の一番楽な方法で泳げばいいのです。沈まず前進さえできれば。

 

 

ストレス解消にはなんといっても水泳がオススメ!

実は私自身、ガチガチのストレスの深淵から泳いで生還した経験があるのです。

それは陸上で暮らす日常から水中世界という非日常へのワープ。

めくるめく楽しい異次元体験です。

特に夏には汗と土ホコリにまみれるスポーツなんてやってられません。

水泳が苦手という理由に「息継ぎ」がうまくいかないから、

という人も多いと思います。

 

やり方は頭では分かっているし、その通りやっているのにどうしてもうまく出来ない

それは案外「筋力不足」が原因かも知れません。

フキン洗い器で一週間くらいトレーニングしたら、

「えっ」と思うほど難なく顔が楽々水面に出て、

まるでイルカのようにスマートに泳げるようになっているかも知れませんよ。

とても泳ぎに行く時間も体力もない、と言わずに

何とか他で手抜きしてプールへ直行!

1時間くらい泳いだ後、フシギと泳がなかった日と比べて

身体も心も疲労が少ないのです。

全身運動でコリや歪みが取れ、ストレスも水に流されるからでしょうか。

 

多くの方はプールや海に入ると子供の頃の思い出がよみがえるのではないでしょうか。

心も身体も悩みや痛みのなかった頃の脳にもどることはとってもよいことだと思います。

パソコンでいうとエラーが起こった場合、○日前の状態を復元する、というものですね。

 

フキン洗い器ってなに?

 

 

 

ストレス解消とサバイバルのための

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自己流バーチャル水泳教室

 

GIFアニメによる教習を想像した方、文字ばっかりでごめんなさい。 それから、

ここに書いてあるのは私が自分でもがいて体得した心得ばかりです。

もっと基本から正式なコーチを受けたい方は素晴らしい先生のHPへどうぞ!

 

 

みずごころえいほう
水心泳法

http://hyla.jp/swim.htm

 

 

 

その1、マイペースで泳ごう  〜〜〜〜〜\(^-^)/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜\(^-^)/〜〜〜〜〜

 

ある雑誌に載っていた記事ですが、長く泳ぐための泳法の注意点として

 

「息をたくさん吸い過ぎない。吸い過ぎると次の息継ぎがどんどん苦しくなっていく。」

「足をバタバタさせ過ぎない。学校で習ったバタ足泳法は忘れること」

 

という2点が挙げてありました。その通りだと思います。学校で教えられたのは速く泳ぐ競争をする場合の泳法(学校教育はとにかく成績表をつけることが目的となっているのだから、誰が一番速いかという順番で評価するのがわかりやすい)、数十年も経った今、自分の健康のために泳ぐには全く不適です。私の泳ぎ方はさんざんもがいた末にやっと自力で会得したものですが、手本はイルカとクラゲ。体力が十分みなぎっている時はイルカの如く、しんどくなったらクラゲになったつもりで、ということ。

同じほ乳類のイルカは息継ぎをせねばならないのにあんなに自由に泳いでいる、

エラがなくても楽に泳げる方法があるはずだ

と、先ず自分に言い聞かせます。イルカと人間とどこが違うかというと、息をする部位があちらは頭のてっぺんあたりにあるのに対し、人間はなかなか水面に出せない位置にある(クロールの場合)。その上、息の続く時間が人間は圧倒的に短い。ということは常に水面に浮いた状態を維持せねばならない。沈んではいけない。つまり

一番大事なことは「速く泳ぐ」ことではなく、「沈まない」こと。

したがって手も足も何のために動かすかというと「前進する」ためでなく、「沈まない」ため。

ところが飛行機と同じく、一箇所に留まっていると「失速」するので便宜上&結果的に「前進」する。

「前進」することによって「沈まない」、だから「楽に息ができる」、という図式が成り立つのです。

 

速く泳ごうとしなくていいので、息継ぎをしている間、片手で水をかいて浮力を維持する時間を十分とることができます。右が利き腕の場合、左手が水をかき終わって水から出ようとし、右手が前に伸びて、水をかき始めた時、左肩を高く浮上させアゴを思い切り左後上方にむけて息をするのですが、この時右手で水をかく目的は「前進」ではなく十分な「浮力」を得るため。そのために力の強い利き腕で水をかきながら息をサポートするのです。足の動きは特に意識せず自然にまかせています。最小限の動きでいいのです。私は調子がいい時は息継ぎの時、利き腕が水をかき始めると同時に足も一番力強く水をかき、さらに浮力をつけます。反対にしんどい時は足は意図的には全く動かしません。

 

何回水をかいたら1回息継ぎするか言えば、(1)左、(2)右、(3)左、(4)息継ぎ、です。吸い込んだ息はすぐはき出すのでなく次の左手のストローク(1)の間はぐっとこらえて、酸素が肺から脳、そして身体に十二分に行き渡るように、とイメージします。それから(2)(3)の間にストレスと一緒にプクプクと吐き出します。この時、泡が顔に当たる空気中では体験できない不思議な感触が実に気持ちいいので、それを楽しむ余裕を持って下さい。

 

息継ぎが難なくできるようになったら、自然とスピードへの欲求が生まれてきます。その時初めてお好みで足をバタ足っぽく動かせばいいのです。息もままならない時にバタ足をすると、身体が速く進み過ぎ、それにつれて水をかく腕の動きも速くなり息継ぎのため十分な時間が取れなくなります。そこへもってきて腹筋や大腿の大きな筋肉を動かしているので酸素消費量も多くなり、余計に苦しくなってたまったものではありません。バタ足と呼吸法を一度に教える小学校での水泳の授業がいかにデタラメなものかが分かりました。無理難題を押しつけられては「落ちこぼれ」て泳げないまま、それどころか水を恐れたまま大人になってしまうのも当然です。

 

その2、もしもの時は泳ぐな、這え 〜〜〜〜〜\(^o^)/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜\(^o^)/〜〜〜〜〜

「イグアナ」と「左官」に学ぼう

 

けっさくなことを試して見たのですが、面白いほどうまく行きました。今まで考えても見なかった泳ぎ方です。タイトルにあるように、ヤモリかイグアナのように這ってみたのです。

手が水の中に入ったら指をイグアナのように開いて、肘も横に張り、四つんばいで水の上を這う感じで進むのです。水面上でそんな指をしているのを見られたら恥ずかしいから、水中でだけ。五本の指を思い切り開くと水かきができたような感じで上半身が水によく浮かび、呼吸がとても楽になりました。息継ぎに顔を上げるたびに何かにっこり笑ってパフォーマンスでもしたくなる楽しさです。この線でいくと、「右手が沈む前に左手を出し……」というアメンボ泳法も夢ではないかも。背骨の反りもクロールの時と反対になるので、腰にもいいです。フシギとスピードも結構出ます。これはひょっとして神から与えられた人間本来の泳ぎ方(ヒトかき)ではないかとさえ思います。

陸上と同じく水中でもハイハイすればなんとかなる、こう思うことで、万一の事態に遭遇した時、少しでも落ち着いて対処できるのではないでしょうか。

 

イグアナ泳法の変種として、またまた「左官泳法」なるものを考案しました。これは水の中で左官屋さんが壁を塗る手つきをするものです。プールの底にモルタルを塗りながら泳ぐ要領です。これなら底に対して並行に水を押さえていくので、より安定した浮力が得られます。

 

 

その3、おざなり準備体操より即効水際体操を  〜〜〜〜〜\(^-^)/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜\(^-^)/〜〜〜〜〜

 

プールサイドで膝を回したり手首を振ったり、小学生の頃にはやらされましたね。もちろん今だってしないよりするに超したことはありませんが、まったく形式的にしかやってない人も多いですね。でも、だいたい、昼寝から覚めてすぐ中庭のプールへゆったりと歩みを進める億万長者ででもないかぎり、プールサイドに着くまでには、その不真面目準備体操よりよっぽどましな運動をして来たのではないでしょうか。例えば私は15分ほど自転車をこいで行きます。そこでプールサイドでやるのは次の3つの運動のみです。プールサイドというか、ドブンとつかってから、首だけ水の上に出してやったりもします。まさに水際作戦です。

 

 1、背筋ロコモーション(肩回し運動 その1)

子供が肘を曲げて汽車ぽっぽのまねをして動かしますね。それを、肘ではなく肩の付け根、肩胛骨あたりを車輪とイメージして動かすのです。

 

 2、体内円柱運動  (肩回し運動 その2)

左右の肩の付け根〜脇の下にかけて縦に円柱が入っているのをイメージします。その円柱をそれぞれ内から外の方向へ回転するように回します。ダイコンおろしでダイコンをおろす動作(○を描くように動かすのが正しいやり方)を、自分の肩から肘がダイコンだと思って、脇をピッタリしめて、おろしてみて下さい。

 

 3、指回し運動  

ご存じ指回し。ご存じない方は、「指回し」のキーワードでネット検索して下さい。左右の手の指先をそれぞれくっつけ、親指から一本ずつ回していく、というものです。

 

実はこれ全部「おもいっきりテレビ」で紹介していた運動です。別に水泳の準備体操ということではなかったのですが、個人的体験では泳ぐ前に是非オススメ、即効で効きます。

1、2は普段の生活の中でも気が付いたら行うことによって筋肉増強になります。

3は息継ぎの時の頸椎、背骨の動きをなめらかにします。

この3点セットの運動を、休憩中に適宜行なえば、筋肉をほぐし、呼吸を整え、次に泳ぎ出すストロークが楽になります。

 

その4、頸椎・背骨のヒズミを自然に治そう  〜〜〜〜〜\(^o^)/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜\(^o^)/〜〜〜〜〜

 

せっかくマイペースで自分の健康のために泳ぐのだから、ウイークポイントの克服にもトライ、と思って、利き腕に頼ってばかりだった呼吸を、反対側でも出来るように練習しました。3日ほどブザマな泳ぎをガマンした後、なんとかコツを掴めました。上記の「1、2、3、息継ぎ」の4拍子パターンから「右、左、右(息継ぎ)、左、右、左(息継ぎ)」の3拍子に切替成功。これで身体への酸素供給がより多くなり陸地を歩いているのとさほど変わらない楽さで泳ぎ続けることができるようになりました。それと期待していた通りにうれしい効果も。

 

もう何年も首を回すとあるところでコキッ、グチッと音がするようになっていたのですが、それがこの3日で殆ど解消しました。

 

水の浮力さまさまです。注意点は「4拍子片側呼吸」から「3拍子両側呼吸」にすると、慣れないうちは首の振りが激しくなり、頭がフラフラします。脳の血管の弱い方は要注意かも知れません。

 

その他、このような運動も気持ちいいですよ。 

1 両手をアゴに頬杖のように当てて、ブクブクと水に沈んでいき、浮力に首を無理なくまっすぐ伸ばしてもらう。

2 寝ころんで両手で頬杖をついている要領で浅く潜水し、バタ足で進みながら自分の手で首を少し前に伸ばす。この時首を左右交互に少しかしげるようにする。

 

下に書いてあるライオンやカルガモの首、首のリラックス体操として日常生活に取り入れてみたらどうでしょう。試して見ます。

 

その5、こむら返りはこわくない  〜〜〜〜〜\(^-^)/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜\(^-^)/〜〜〜〜〜

 

ふくらはぎ、足の指などがつってしまっても泳ぐことは出来ます。上記のように、泳ぐことに関してバタ足は必須要件ではないのですから。バタ足ができないから身体が沈むのではなく、慌ててバランスを崩したり筋肉をこわばらせたりするからです。安心してリラックスし、腰から下の力を抜いて自然に水に浮かせ、腕の力でプールサイドまでゆっくり進み、水から上がって足を温めこれを試して下さい。

 

その他、ちょっとしたヒント

 

頸椎ってホントに大事!

ネコが高いところからちゃんと着地できるのは、落下の途中で身体をひねって着地のポーズをとるから。そしてその身体のひねりに最も重要な役割を果たすのは頚椎だ、と昔テレビで見たことがありますが、さもありなん、と実感しました。

 

 

ライオンの首

泳ぎ始めはスイスイ水によく浮いていても、疲れてくると足の方が沈みがちになりませんか。フォームも乱れがちに。そんな時は、もしトイレに行きたければ行ってくることです。それと、最近発見したのですが、「目線」一つで身体全体が非常によく浮くようになります。プールの底をあちこち見て泳ぐのでなく、水中カメラになったようなつもりで目を上に向けて(アゴが自然に突き出され首筋が伸びます)、水面を見上げながら泳ぐと、フシギと足の方が浮かんで来ます。頸椎の角度を補正するだけで、脊椎全体に影響するようです。或いはライオンが獲物を見据えながら身体を低くして進む時の要領にも似ているかも。これで首の後ろの贅肉落としにもなりますよ\(^o^)/。慣れて来たら、目をちょっと上目遣いにするだけでうまく行きます。

(これは大雨の日に、プールの水面に落ちる雨粒を水の中から見上げる景色が美しく、つい見とれて泳いでいて気付いたことです)

 

カルガモの首

平泳ぎは出来るだけ楽に泳ぎたいものですが、どこがしんどいかというと首。ずっと水面に出したままスイスイ泳ぐのは首が疲れて、どうしてもドブンと水に頭をつっこんでいました。それは頭(顔)が身体の一番先頭に立たねばならない、と思うからで、ある時、鳥の皆さんがよくやっている、鎖骨の中に首をうずめるようなポーズで泳いでみました。水の中だし、カルガモをイメージします。この場合身体の先頭になるのは胸骨、というイメージです。すると首も疲れず、鼻を水面に出したままでも楽に泳ぐことができるようになりました。

 

 

上の首の体操、首すじスッキリ効果もバツグンでした。首にはもろに歳があらわれるものですが、色んな体操やマッサージを続けてもなかなかシワやタルミはとれないものではありませんか?このライオンの首は特に首周り全体をスッキリさせてくれます。カルガモの首は筋肉をリラックスさせてくれます。水の中に限らず、寝ころんだり、椅子に座ってでも出来ますので、水泳のオフシーズンにも続けようと思います。(尚、この姿勢をとることは頸椎にとって無害かどうか、整形外科の寺山先生の掲示板でお伺いしましたところ、首の筋肉のストレス緩和に「あなたが行われている2種類の姿勢を交互に繰り返すことは理にかなっています.」とご回答下さいました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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