「徳島」カテゴリーアーカイブ

晩夏

長らく更新出来ませんでした。猫絡み、人間絡み共に色々目まぐるしい事が続いて、要するにいつもと同じく、いえ、いつもにも増して毎日クタクタでした。

気がつけば早くも秋雨前線などという言葉が聞こえて来るようにになりました。今年の夏は7月は長引く梅雨で毎日雨続き、8月は台風による大雨、不安定な大気のせいでの夕立でやはり晴天の日が少なく、結果暑さも耐えられないという感じではなかった気が。猫小屋の屋根に登っての遮光ネット掛け、いつやろうかと思っている間にもう夏が終わってしまいそう。コオニユリは8月に入ると白百合に交代しました。白百合、昼間は匂わないのですが夜から早朝にかすかな百合の香りがします。

一番大変だったのは台風10号の時の避難。去年は山の方の家に避難したのですが、その時窓から見た何本もの杉の木がまるで竹のようにしなって揺れる光景が怖いとシェフが軟弱なことを言って絶対山へは避難しないと言うので、渋々市内のホテルに2泊する羽目に。折しも阿波踊り真っ最中で、13、14、15と3泊したかったのですが、13日の時点で満室。ところが台風が徳島へまっしぐらの様相となって阿波踊りが14、15日と中止になり、急遽ホテルはガラガラ?14、15日連泊する事が出来ました。万一土砂災害が起こった場合一番危険な部屋にいるリカちゃんを山の猫小屋に移動させたのですが、そのため14日ホテルへ行く前に今にも雨が降り出しそうな空を見上げながら三軒長屋の猫小屋の真ん中の一室を大掃除、リカちゃんをお連れすると意外!チカ坊とリンタローの使っていたその部屋をイタクお気に入りでとっても寛いで下さったので重労働も報われ安心して避難する事が出来ました。引っ越して来て以来2年半、リカちゃんには3方と天井全てアクリルで外の木々や空との一体感満点のサンルームを提供して来たのですが、それより外が見えるのは正面の掃き出し窓一ヶ所のみ、それ以外の5方は杉材の壁という暗いこの部屋が安心出来て居心地満点のお部屋だったようです。思い至らなかった私、まだまだ猫の気持ちを理解出来ていません。

そのリカちゃん、実は去年からやけにトイレに駆け込む回数が多いと思っていたのですが、今年になってから始終お漏らしをするようになって、歩きながらとか寝ている間とかポタポタ、ぐっしょり、、、診て頂いてもこれと言った病変は見つからず。ペットシーツでは朝にはお尻や足の毛がビショビショになるので人間用の平オムツで対応しています。元気は元気で食欲も満点、悪い病気ではなさそうなのですが。

さてもう一匹、腎不全のクリちゃん、2日毎の補液を開始してからもうどの位になったか?1年?腎臓食のカリカリが食べにくくなったようで3日程前からリキッドに替え、一日2回抱いて飲ませてやらなければならなくなりました。1日100cc程飲ませているのですが、少しずつ体重も回復して来ています。今日病院で頂いたサンプルのジンカバーと言うホタテとチーズ味の活性炭サプリを混ぜて与えると嬉しいことにちょっと美味しそうに飲んでくれたので定期購入を申し込みました。可能な限り長生きして欲しいです。

私のパワースポット↓。昔々9歳から12歳まで徳島市に住んでいた時、この石段の右側に家があって毎日この場所で犬たちを連れて(当時は大の犬派)遊び回っていました。石段はずっと上まで続いていて、権現様の神主さん?の住まいもあったのですが、いつのことか土砂崩れがあったようで階段は土砂と木々で塞がってしまっていました。昔は右側の沢には水が流れていて糸トンボが飛びキイチゴの木がありました。水は枯れてしまったようですが、糸トンボとキイチゴは健在でした。いつか連れを募って上まで道無き道を登ってみたいです。ずっとずっと山道をかき分けて入って行くとキツネか何かの妖怪が住んでいそうな立派な屋敷跡がありました。2回その場所へ辿りついた記憶がありますが今も朽ちずにあるのか?怖いゾー。

ではまた。

脳活しました

昨日、恐らく徳島で一番、ということはもしかして日本一では?という脳神経外科へ行く機会があったので、この先生なら思い切って脳ドック受けたいという気になり、何と予約も不要でその場ですぐCT撮影、その後とても丁寧な説明をして頂けました。数年前の気になる脳へのダメージをお話しして診察として受け付けて頂けたので保険診療でした。脳のCTが予約なし待ち時間なしなんて、勿論大きな病院ではなく個人クリニックだからこそ出来る事ですが、それにしても患者に寄り添う熱心な医療、これが当たり前なのが徳島。初めて診て頂く先生なのに何十年もお世話になっているかのように心が通じる、こんな先生が多いですよ。

で、気になるその結果、心配だったアルツハイマーの傾向や隠れ脳梗塞は一先ず見られずホッとしましたが脳の萎縮はまあ年相応よりややマシ程度にありました。右脳より左脳の方が萎縮が大きく、この頃何をするのもグズになったし毎日物忘れはするし、、、の原因を見せつけられました。脳の血行を良くする薬としてEPA・DHA 、それとビタミンB群とビタミンC剤を処方して頂きました。その分サプリを減らします。

もう一つ、久々の脳細胞フル動員の出来事。古い iPad(第5世代)を下取りに出すと新しい方の料金が割引される(それも半額位に)との事で、リセットして持って行こうとしてまさかのトラブルに遭遇。 iPadのリセットは一度経験あるので簡単だと思っていたのですが、何とメモしておいたパスコードが何度やっても違ってると言われて、とうとうロックがかかっちゃた。ソフトバンクにおすがりしようと購入店へ持って行ったらリセットしてないものは引き取れない、ロック解除やリセットに関してはアップルへ、と0120のサポート電話番号を教えてくれただけ。

Windows発売間もない頃、マイクロソフトのサポート電話は延々繋がらず、最近のPCメーカーのサポートは殆ど中国人(だからと言って言葉が通じない訳でも不親切でもないんですが)、アップルのサポートもどうせ何日も繋がらないのでは、と覚悟して夜8時頃かけてみたら、何と一発で繋がって、落ち着いた優しい口調のベテラン日本人男性。1時間以上かけてPCと繋いで画面を使っての誘導指示までして頂いて遂にリセット達成出来ました。こちらがパスコード忘れるという恥ずかしいバカの極みやってるのに本当に根気よく優しいサポートをしてくれました。アップルおそるべし。成長企業はやっぱりそれだけのことあるんですね。私の萎縮した脳もそれなりに頑張ったと褒めてあげたい。

これでこれからは イラスト制作をiPad pro中心にして行く決心つきました。

恐るべし阿波踊り

累積赤字&主催者と連の対立で全国ニュースでも話題になった今年の阿波踊り、またも見に行くことが出来ませんでした。

その代わりYouTube等で動画を見て、まあまあ堪能。

改めて驚いたのは女踊りの足運びの難しさ!!

片足スクワット連続10回を誇る私なのに、とっっってもあんな難しい動作は出来ない。そもそもどうなってるのかさえ何回見ても理解不能。もっとも元々ダンス音痴な私のこと、他の皆さんには意外と簡単な事なのかも?とも思いますが。

ちなみにこんなのありますので宜しければちょっとご覧下さい。

阿波踊りの踊り方(女踊り)  YouTubeです。

これだけなら何だか出来そうに思いますが、実際の踊り手さんの動きを見ると、前に出したつま先が軽やかに2度地面を蹴っているんですよ!?神業。さらにこれに滑らかな手の動きまで加えて。その上桟敷席の100mだか200mの間、ずっと両手を挙げたまま、このステップでよろけたりせずに踊るんですよ!しかも編み笠の下に見える美しい口元には絶えず魅力的な笑みをたたえたまま!そして合間に「ア、ヤットサー、ア、ヤットヤット」と発する声の可愛らしさ!(大体いつも感心するのは徳島の女性の話し方の可愛さ!声もイントネーションも少なくとも私の知ってる限りの高知、愛媛、大阪、京都、北京の女性より数倍魅力的、強いて言えばタイの女性に似通ったところがあるかも?もし私が小三の時からずっと徳島に住んでいたとしたら、こんな話し方を身につけられていたのか、と少々悔やまれる...)と言う訳で阿波踊りを踊りたいという願望は却下。でも人知れず真夜中に月の光の中、庭で練習してたりして^^;; すごい運動量です。阿波踊り踊る人は立派なアスリート!!勿論ずっと中腰のままくねくね踊る男踊りも普通じゃないです。

赤字だという阿波踊り、でもそもそも盆踊りとかお祭りで桟敷チケットの収入を重視するのは如何なものか。タダで街中で見せたって大勢の観光客が来てくれれば落としてくれる金額はスゴイと思うのですが。

とにかく阿波踊りがこれからも盛大に続きますように。

 

 

 

今年2度目の雪

テレビは首都圏が大雪になるというニュースで朝から大騒ぎでしたが、今日は10時に健診結果を聞きに行く用事で役場(正確にはその隣)まで行かなくてはならない。四駆の軽トラで行くか、スタッドレスにしている乗用車で行くか、天気予報を何度もチェックして、軽トラで大丈夫だろうと。その後30分程離れたドラッグストアに猫缶を仕入れに行くとしても、雪が降る前に終わるだろう、と思ったのです。

でも結局健診の用事が終わったら雨が降り出したので町まで行くのは断念、近くのスーパーで当座の分だけ買って、帰ろうとした時にシェフから電話。雪がジャンジャン降って来たから早く帰らのないと帰れなくなるぞという。雨なのに、と思いつつ帰路につくと何と家に近づくにつれて雨が雪に変わり、家に着いたら玄関前あたりはもううっすらと白く積もっていました。スーパーとうちは車で20分程の距離ですが標高は100m位違うかな。雨と雪の境目を通過したのは考えて見れば生まれて初めてかも。

それから暫くかなりの雪が降り続きましたが、前回と違って牡丹雪、なので雨に濡れていた車道には積もらず、土の上に積もったものもやがて殆ど解けました。

明後日24日の予報は最低気温-4℃、最高が2℃!!

寝かせて置いているサクラの苗木3本とナンキンハゼ、ブナの苗木をフレコンバッグの中に待避させ、突き出た枝の上にも毛布を掛けておきました。根の周りに地熱がないので凍ってしまってはマズイかもと心配で。

健診結果というのは昨年12月に受けた特定健診の結果のことですが、前の町では郵送で送られて来たのにここでは結果を面談で伝えるそうです。ガン検診の方は郵送で来ましたが、血液検査などは来なかったのはそういうことだったんだ。で雑談も交えて30分程も詳しくお話を伺いました。ここ数年の不摂生がたたって、何と血糖値がアウト。悪玉コレステロールはこれまでやや高め位で済んでいたのに、かなり高かった。で、遺伝の要素もあるので血糖値の二次検査を受けることになりました。1ヶ月以上時間があるのでそれまでに泥縄で努力して無罪放免となりますように。今回もとっても丁寧に分かりやすく説明してもらえました。徳島の医療のレベルはやはりスゴイ。

 

新年スタート

明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

大晦日、元日と山奥の温泉に2泊して来ました。うちから山越えで行けば44km、1時間余りで着くところですが、凍結・積雪などで通行止めになって、いえ、そうでなくても用心のため海岸沿いに迂回して80km、倍の時間かかりましたが道もまずまず、心配したお天気も走っている時は雨にならず、無事到着。猫の匂いのない広々とした部屋でちょっとだけゆっくりと過ごしました。

圏外(とは知らなかった)のためネットも出来ず、ホテルに備え付けの図書を借りて読書三昧でした。昔の写真集とかブナの森の話とか、「シャクナゲ 夢の森」という神山町の奥地にある「岳人の森」というキャンプ場の物語など。おかげで徳島のことがまた少し分かりました。

お湯はヌルヌルのアルカリ泉、でも他所と違って少し硫黄のような匂いもあり、天然温泉ムード満点でした。ここの名物は“阿波ジビエ”野生の鹿肉料理。鹿肉のステーキを食べる勇気はなくフライにしました。全然クセはなく、言われなければ鹿とは思わないけど、何の肉かと聞かれても分からない、という味でした。

元日、2日ととってもいいお天気で、締め切って残して来た猫たちに後ろめたい思いでした。帰り道も同じ道を通りましたが、行けども行けども景色が変わらず山、山、山、時々眼下に渓流。3時間ほどかかって帰宅。

帰りの道中、カレンダー追加で送れというメールが入ったので帰宅後猫たちを出してやってすぐ軽トラで中央郵便局まで。その道中、徳島市内の町並みがまるで地平線のように見える箇所で、昇って来たばかりのスーパームーンが見えました。濃い黄色でとっても綺麗でした。

夜中に見上げた時、白い雲がかかって、周りが彩雲のように見えました。明くる日、十六夜のスーパームーンでも彩雲が見えました。瑞兆であることを祈りたいです。

今年も皆様にとって良い一年となりますよう、お祈り致します。

ラブラブのお二人さん。

前の家から持って来た鉄の急須?表で雨ざらしになって一年、すっかり錆びてしまったものに罪滅ぼしで生け花を。剣山の代わりに石を詰めました。

 

 

 

徳島でよかった

高知、徳島、愛媛、静岡、大阪に住んだことがある私が、人生最後の落ち着き場所として選んだのは徳島県でした。実を言えば個人的な第一志望は母方の祖父母が戦争中に住んでいた宮崎県の秘境椎葉村、第二志望は5歳から7歳の頃住んでいた高知県佐川町だったのですが、シェフの古巣の大阪への交通の便を考えると踏み切れませんでした。

でも今思えば徳島で正解だったかな、と思います。時々徳島のいいところをご紹介していこうと思います。もっとも徳島には小3から中1までしか住んだことがなく、8年前に引越先と決めてから年に数回訪れ、今回晴れてケンミンとなってからまだ8ヶ月ほどなので、大した知識に基づいたものではなく、単なる独断ですが。

先ず今日ご紹介するのは医療事情です。

何と言っても想定外にありがたいのは徳島市にはとても信頼できる動物病院が多いということ。中には先生の健康が心配なほど、時間外でも深夜まで親身になって治療をして下さる先生もおられます。猫たちのことはこれで安心。

人間の病院に関しては、こう言っては何ですが、先ず驚くのは結構大きな病院でも「いつ行ってもとっても空いている!」こと。もっとも普段至って健康、シェフと私合わせて今まで行ったのは3ヶ所だけですが、いつも待ち時間ほぼゼロ!!これでやっていけるのかと心配なほど。もちろん予約制になっているのでしょうが、それでも普通待合ごった返しってことが多いのでは。地元の方の話では何でも徳島は病院がとても多いらしい。かつては四国で唯一だった国立の医学部があるためでしょうか。そして医師も看護師も薬剤師もそれはそれは親切丁寧でレベルも高い、と思います。いや、ホント、よそとは本当に違います。これからの年代、これは何より有り難く助かります。

実は昨日珍しく私が内科を受診。今月に入ってから突然胃が痛み出し、しまいにゃ背中まで痛くなったのです。朝起き上がるとすぐ痛みが起こり、ご飯食べても痛い。のべつ痛む訳ではないのですが、日に5、6回~、時々ズーンと重い痛みが10秒ほど続く。体を俯き加減にしてから元に戻す時なんかにも痛む。胃のあたりを押さえても痛む。ってことで「まさかガン?」と心配になり台風一過の昨日の朝、一番近い病院へ。

先生は見るからに経験豊富という印象、診察はとても丁寧で慎重。お腹を詳しく触診。結果、「胃酸を押さえる薬と胃を保護する薬で様子を見ましょう」ということで一先ず安心しました。

ピロリがいなくなってからたまに胸焼けを感じることがありましたが、結局ピロリがいない方がいいんだかどうだか。

その頂いた薬、飲むことを忘れるほど、先生に診て頂いただけで胃痛がほぼ消えてしまいました。神ってる?!

徳島市内には眉山を始め緑がいっぱい、川の多くは葦などの水草が茂る自然のままの岸で、川の真ん中で亀だかスッポンだかが日向ぼっこしている姿が見られます。野菜も魚も安くてびっくりするほど品数が豊富、地産地消率が高い、洋服も安くて結構趣味がいい。人は親切。交通マナーがいい。ホントに徳島に来て良かったです。