山の夏

いよいよ明日から、というか、あとたった2時間で8月に突入...いよいよ今年も残り少な...

夢にまで見た引越先での大好きな夏を満喫中です。

電気・水道・下水などインフラからやらねばならない住居の整備やら何やら、毎日仕事に追われる日々ですが、暑い暑いと言いながらも体も心もこの冬と比べると随分とのんびり且つ溌剌として過ごすことが出来ています。暇な時間があっても細切れでイラストは全然描けないのですが、専ら自然観察に充てています。

ヒメボタルは5月末から最後は7月13日まで見られました。一番多く飛んだのは夏至の夜でした。

セミの声はこの山の中でも大阪のど真ん中や愛媛の海沿いと変わらず7/20前後、具体的には18日から聞こえ始めました。セミの姿はその数日前から目にしていましたが(猫たちがくわえて来る><)、朝起き抜けに鳴き声が聞こえ始めたのはその日から。但し何故か今はもう聞こえて来ない。天敵が多いのか、寿命が短いのか。種類はここのは小さいニイニイゼミと思われます。

飛んでるトンボは何とゴージャスなオニヤンマがメイン。最近シオカラトンボも飛び始めました。あ、オニヤンマはセミも食べるとか。

締めはチビトラの写真で。私の帽子をかじっておりました。

いつも写真写りの悪いチビトラ;;奥はトム。

 

 

コオニユリ満開の季節

オニユリ、コオニユリ両方がいっぱい生えているのですが、コオニユリの方が先に咲きました。

白百合のような匂いはありませんが、子供の頃の夏休みを思い出させる大好きな花。オニユリとコオニユリの違いは、前者は葉の付け根にムカゴが出来ることだそうで、花は一見同じに見える。

踏まれそうな庭の片隅、この双葉は草じゃなく木だなと思って根元を見たらドングリ?がありました。ドングリじゃなくお茶の実?何の木にしても今のうちにどこかに植え替えてやろう。

昨日は村の一斉清掃の日で、早朝から自宅周辺の草抜きなど力仕事をしました。

村内を流れる園瀬川という川、村の子供たちの水泳のために整備され監視員もいるという、一人で行っても安全な場所を教えてもらいました。水もそれほど冷たくない。うちからは結構遠いのですが、今年は何とか時間を作って泳げるか?歩いて行けるところなら毎日、一日何度でも行きたいのですが。プールより海より川で泳ぐのが最高です。

 

 

若さ回復

梅雨明けの昨日は激暑だったのですが、今朝は目が覚めたらすごく涼しい。と思ったら予報に全然なかった雨。車の窓を少し開けていたので慌てましたが大した被害もなく、その後は本格的な真夏の青空と白い雲が。

久々の健康ネタです。

この頃歩いていてふと気付くと背中も腰も曲がって俯き加減、猫を抱いて歩くとますます老婆のように腰が曲がる...いよいよ年相応の老化が襲って来たのか、このまま年を取る一方なのか、と暗澹たる思いでいたのですが。

それが何と一発で背中がシャンと伸び、猫を抱いても背筋が真っ直ぐになりました。

何をやったかというと前に体の歪みの矯正法として教えてもらった簡単な方法。

両足先を開き、かかと同士をくっつけて、かかとを上げて5秒キープ、最後に少し前に体を倒し気味にして元に戻る、というものです。一日に何度かこれを行うと仕事や家事で狂ってきた体のバランスを矯正し疲労を軽減できるそうです。

長いことこんな簡単なことをするゆとりすらなかった。Y字バランスも疲れすぎてやってられん、という状態でした。それにこれだけよく動いているので運動は十分過ぎるくらいやってるし、と思っていたのですが。

肉体労働と体操は違うんだなーとまたまた改めて実感。背中が曲がるのは筋力が落ちたからではなくバランスが崩れていたんだ。

以前は夕方庭に水を撒きながらのY字バランスや腰割り、台所で料理をしながら片足立ち等々、色んな機会を捉えて体のバランス矯正が出来ていたのでした。どんなに疲れていてもこれはやらないといけないんだ、と反省。

ちなみに前屈、私は両手ピッタリつくどころか、マイナス15~20cm位まで曲がります。それでも前記のように腰が曲がる等というとんでもない現象が起こるとは、バランスってとても大事なんですね。

 

それから自分のための備忘録として、○○を食べた翌日すごく調子よかったという食べ物を書き留めておきます。

◎ゴマバナナはあれ以来ほぼ毎日食べてます。バナナのない時はすりゴマをじかにスプーンですくって、毎日最低スプーン一杯。

◎久々に食べたエンサイ(空心菜)

 

 

マムシとの遭遇

昨日夕方、カラとララが地面の何かを取り囲んでいるので、もしやまた、と近づいて見ると、前回の子ヘビよりかなり大きいヘビでした。ゲ…何か見覚えのある模様、銭形の…もしかして?!

取りあえず猫用のステンレスの器を被せ、カラを家に入れ、ララを追い払い、それからバケツを持って行ってそのヘビを入れました。ネットで調べるために写真撮影。深いバケツの底からは這い上がれないと思うけど念のためステンレスの皿で蓋。

画像検索したら見事にマムシでした。まだ子ヘビ。

画像はこちら

何でも犬や猫はマムシの毒には耐性があって、大人なら咬まれてもめったに死なないとありましたが、ホントでしょうか。

オオケマイマイ、ヤマナメクジ、ハクビシンの次はマムシ。どれも生まれて初めて実物を見ました。次はどんな動物が待ってるのかな~、ドキドキ~。

 

猫小屋の前に白いフジのような花が。

ナツフジ、又の名を土用フジという豆科の植物。いっぱい生えてます。普通のフジのようにいい匂いは全くありませんが清々しく涼しげです。

この前花をつけていたセンダンの木にこんなにいっぱい実がついていました。これでどんどん増やせるかな。

 

 

 

 

野生動物

山に暮らすということは野生動物のテリトリーに入り込ませて頂くということなんですね。

先日来、色んな先住民たちと次々に遭遇。

先ずヘビ。うちの敷地の入り口の道路と法面の境目のところで結構大きな緑色っぽいヘビがのたうっていました。直前に砂利を満載したダンプがそこを上がって行ったのに驚いたらしい。怪我はなく、すぐにどこかへ消えました。アオダイショウだったのかシマヘビだったのか?

小さな子ヘビもよく見かけます。今日もカラが何かをチョイチョイしているので見てみたら、一見ミミズ、かと思ったら黒っぽい小さなヘビの子供。カラを抱き上げて子ヘビを助けてやりました。

そのすぐ近くの路肩にはマムシがいたという人がいますが、殺して茂みの中に投げ捨てたというので本当かどうかは不明。頭が三角だったと言うのですが。

昨夜勝手口から出てすぐのところで、何やら柔らかいものを踏んづけそうになり、ギョッとして足から体重をどけて、懐中電灯で見てみたら、ゲ...小さな子芋ほどもあるナメクジ?私が一瞬でも踏んでしまったので死んでしまったか?と思いつつ、ポリバケツの中に入れて朝になってから観察しようと思ったのに、夜が明けるともぬけのカラ。無事だったようで良かった。

普通のナメクジは皆無と言ってもいい場所なのですが、こんな巨大なナメクジがいるとは...。でも意外とかわいいですよ。調べて見たらヤマナメクジという種類らしいです。そして広東住血線虫などの寄生虫を持っているので要注意だとか。入れといたバケツ、良く洗わなきゃ。

極めつけの野生動物との遭遇は、ハクビシン。

4日ほど前の深夜、夜一人で軽トラで麓まで出かけ、ものの10分ほどしての帰り道で、ハクビシンが前足で上体を起こし、私の車が前を通ってもじっとしているので、よせばいいのに車を停めて見に行きました。

そしたら両方の足の裏を見せて下半身を引きずりながら、前足だけでいざりつつ道を横断して逃げて行く。交通事故で背骨をやられたようです。

また轢かれたりしては可愛そうなので思わずビニール袋を使って捕獲。大きい厚手のビニール袋でしたが、爪でひっかいたり咬み破ったりしたら簡単に逃げ出せそうなものを、そういう知能はないようで、少しバタバタ暴れましたが家に着くまで袋の中に入ったまま。

猫の移動に使った大型のケージに入れ、ドライキャットフードと水を入れて一晩置き、明くる日調べたら何と果物が好物とか、で、うちに生っているスモモと小夏、それからバナナ、スイカ、トマトなどを与えると、その日の夜スモモと小夏を少し食べていました。

糞もしていて、果物食べているためか、猫のような悪臭はなし。底がプラスチックのキャリング用のケージでは体が糞尿にまみれてしまうので、猫たちが行かない敷地内の一番遠い場所にサークルを置き、上下を金網などで塞ぎ、底に枯れ草などを敷いたオリを作って移しました。

背骨の真ん中あたりに硬く腫れた部分がありそこが折れているらしい。スーパーで普段人間も買ったことのないりっぱなスモモや生のパイナップルなどを買って来て口元に置いてやりましたが口をつけることなく次第に弱り、3日後に死にました。

野生動物を勝手に保護・飼育するのは法律違反だとかで、県の担当部門に相談に行きましたが、何もしてやることが出来ませんでした。咬むぞと威嚇する元気がなくなってからは耳ツボや背中に指圧をしてやったり、生卵をスプーンで口に入れてやったり、頭を支えて水を飲ませてやったりしましたが少しでも安らかな時間を与えてやれたのかどうか。

ハクビシン、大きさはうちで一番大きなトム位ですが、ずっしりと重く、毛は剛毛、力も強い、歯並びは猫よりも犬という感じ。鼻が大きい。改めて「猫って何ておとなしくフレンドリーな動物なんだろう!」としみじみ思います。

性別はメスだと思います。どっちかな、と思っていると偶然にもお腹を開いて座って見せてくれました。

ハクビシン、中国語で「果子狸」=「フルーツ狸」という命名はぴったり。

シンちゃん、安らかに。

 

薬草勉強会

昨日の日曜日、参加して来ました。

山を散策しながら道端の薬用植物について専門の先生のお話を聞けるというイベントでしたが、あいにく雨が降り出し、野外活動は中止、館内での講義となりました。

先週「あじさい祭り」が催されたのですが、本当の満開は今日の方だと思われる青いアジサイ。降り続いた大雨に洗われてとても清々しくきれいでした。それでも初めて訪れた数年前と比べると半分以下のスペースになってしまい魅力半減。当時は本当に見渡す限り雲海のように広がっていた青い宇宙。早く元の規模まで新しい株を植えて欲しい。でないと友達にも自慢出来ません。

夕方雨が上がったので猫の皆さんを出してやるために向かう途中、またまた見つけた毛の生えたカタツムリ、愛媛では絶滅危惧種だというオオケマイマイ。

上の手はチュルオ。

こんなところにいては帰りに私が踏んでしまうと思い、場所を移動させておきました。序でにまた写真も。

そして裏はこうなってます。何か間抜けっぽい?ちょっと不気味?ブラックホール?

お口直しにかわいいチュルオの写真を。

チュルオは毎晩ずっと外で寝ているようです。

ブログヘッダーの切り株の今の様子、すっかりツタが生い茂りました。

 

 

大雨!!

台風そのものはあっという間に何事もなく(うちのあたりは)過ぎたのですが、その後が思いがけない大荒れになりましたね。

島根県、九州の豪雨被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

こちらも昨日昼前、正に「これまで経験したことのないような」猛烈な豪雨に襲われました。うちの付近では幸いたった2、3分のことだったので家に入るまでの間にシェフも私も全身濡れ鼠になっただけで済みましたが、もし1時間、いえ30分も続いていたら土砂崩れが至るところで発生していたのではと思います。もう大気中の半分以上が水ではないかと言う程の降雨量。しかも突然ザーッ。

 

そんな雨の日でもネムの花がもう一輪開いていました。最初に開いた方はもう枯れかけ。そして他の蕾も次々と開く準備をしています。

 

キンモクセイの大樹の真下に生えていた二本のネムノキの子供、根が傷つくと枯れてしまうという情報もありますが、このままではどのみち育たないので掘り出してもらって、ご近所の方にお分けしました。

涼しげなネムノキの葉っぱ、毎日愛でて眺めていたのにこの数日で小さな青虫にかなり囓られました。何でもキチョウの食草だとか。黄緑の若い葉っぱには微かな芳香があります。微かなのに数メートル離れたところでも感じる不思議で爽やかな香り。前に枯れて乾燥した葉っぱがいい香りなので、大丈夫か?と思いながらついついお茶にして飲んだのですが、調べて見ると煎じ薬にもなる薬用植物だそうで「貝原益軒は『この木を植えると人の怒りを除き、若葉を食べると五臓を安じ、気をやわらげる』という記述しています」という情報もありました。(イー薬草・ドット・コム)確かにネムの花を見ていると心が清らかになる気がします。あれは雄しべの集合体だそうです。

ヒメボタル、夏至の日が最多でしたが、昨日も今日も数匹まだ見かけました。何とたった今し方(02:00am頃)、リカちゃんのいるサンルームに1匹入ってリカちゃんの寝床で弱々しく光っていました。網戸の1cm程の隙間から進入したらしいのですが、室内にある電気器具の緑のインジケータの灯を仲間と勘違いしたのか?外へ出して雨に濡れた庭石へ下ろしてやったのですが、見ていても動かず。仕方なくその場を離れたのですが暫くして1匹が目の前を力強く光りながら飛んで行きました。その子かどうか?

台所の洗い物もほったらかしで、とりとめもない事を真夜中に書くのも精神的リハビリ?

 

 

 

10年目?

スモモを拾うため下ばかり見ていた時、ふと後ろ上方を振り仰いでびっくり。

一番大きいネムの木に花が一輪開花しているではないですか!!

何でもネムの花が咲くまで10年ほどかかるとか。まだまだ先まで待たなきゃ、とばかり思っていたのですが。今ちょうどネムの花期、うちから徳島市までの間に2本花が咲いている木がありますが、うちの木の花が一番清らでかわいい~。きっと今年初めて花をつけたんだ、そうに違いない。私たちがやって来たのを歓迎してくれているんだ、とまたまた長生きしそうなことを考えています。

これまで何年も懐かなかったシャム猫のサワディー、近づくと逃げ回るばかりで、捕まえることが出来るのは年に1、2回というひねくれ者が、どういう心境の変化か、この頃毎日夕方に捕まえて、他の9匹のメンバーと一緒の家に入れることが出来ようになりました。猫にとってもこの見渡す限りの緑が心をほぐすのでしょうか。

 

今日というか昨日3日、昼ご飯に出て行った間に家の近くで通り雨があったようで(ほぼ乾いていた洗濯物がずぶ濡れ)帰り道、道路に水たまりが。そして車道から煙が出てるみたいに水蒸気が立ちのぼるのが見えました。

雨の後、山の麓や中腹あたりから白いガスが立ちこめて空へと漂って行くのを見られたことあると思います。そしてあの白いフワフワの中に入ったらどんなんかなーと想像したことありませんか。うちはモロそのまっただ中にあり、あれってアスファルト道路から土の地面から、はたまた木々の間から、水が蒸発するようにじかに立ちのぼって来るんです。マイナスイオン?

 

 

家庭果樹園

何といよいよ今日から7月。引越先で迎える最初の大好きな夏に突入。

前の住人の方が植えてくれていた果樹が次々とたわわに実をつけています。

今が食べ頃のスモモと小夏、まだまだ小さく青いけど立派な形をした甘柿。

まだ葉っぱにぐっしょり明け方の大雨の雫が残る今朝、スモモと小夏を少し収穫しました。

小夏の方は引っ越して来た年末に既に実をつけていて、ユズとかユコウという類のものだとばかり思っていました。地面に落ちた実を酢の物に使ったり皮を洗濯に使ったりしていましたが、最近落ちているものを食べてみるとびっくりするほど甘く香りがいい。

スモモは春先にサクラより先に花が咲き、何の木かなと思っていたのですが、何と今赤紫に熟した実がギッシリ。

猫の館にも生えていて、こちらに移植したのですが枯れてしまったスモモ。思いがけずこちらにも生えていたとは感激。でも足場が悪くなかなか実が採れません。魚捕り用の網ですくい取ろうとしましたが網が届かず。意を決して紫陽花の密集する急な斜面に降り立ち、地面に落ちた実を拾って食べました。猫の館でも同じように手が届かず地面に落ちた実を食べていたのですが、あちらではナメクジから奪い取らねばならなかったものです。でもこちらにはナメクジは全くおらず落ちた実は無傷。

木の真下へ潜れば手の届くところにいっぱい♪

 

それからカタツムリの意外な真実に気がつきました。

「左ヒラメ、右カレイ」じゃないけど、カタツムリの殻と体の位置関係って決まってるんだ!そして渦巻きは中心から見ると右巻き、と決まっているんだ!!

渦巻きが見える向きに置いた時、頭は右側から出てくる。

裏側は明らかに裏と分かりますからリバーシブルじゃない。

なのでテキトーにカタツムリを描いて、渦巻きの左側に頭を描くのは間違い。前に描いたことのあるカタツムリの多分いくつかは間違っていました。

今日生きている状態で見つけた毛の生えたカタツムリ。この子も渦巻きの右側に頭があります。

 

チビトラとカラの写真も。