チュンチュン12歳

23日、お彼岸の中日の午前4:30、チュンチュンが1ヶ月程の闘病生活を安らかに終えて天に帰って行きました。ここ1年位の間に感染したFIVの発症です。過去ブログを調べてみたらまだまだ若かったのに。7月頃までは丸々と太って態度も大きかったのに。それから突然見る見る痩せて来て目つきもオドオドして、しかも姿を見せない時間が長くなり、心配で大声で呼ぶと外から帰って来たり、家の中の隅から出てきたり。最初に病院へ連れて行ったのが8/24、血液検査では何の異常もなく健康体とのことでしたが、原因不明の激痩せは止まらず。エイズの発症かも、と言われ9月に入ってからインターフェロンを3回打ちました。高栄養の缶詰、リキッドを飲ませたり、ミッチーオイルは勿論、リカちゃんのために買って一定の効果のあった高価な核酸のサプリも飲ませたり、脊椎の指圧も、、、色々手を尽くしましたが恐ろしい勢いで増殖するウイルスを止められませんでした。

19日には鼻にチューブを通して貰って栄養リキッドを胃に流し込めるようにし、2回それを使って給餌をしましたが、エリザベスカラーをしないと抜いてしまう。かと言ってカラーをつけると如何にもしんどそうな顔になる。悩んだ末、当日の夜更けにチューブを抜いてやりました。もう栄養を摂るまでもない状況だと思ったからです。ところが補液だけなのにまた少し元気を取り戻して来たようにも見える、、、抜いたチューブを私がまた挿し直せるかどうか悩みましたが、点滴針の細いチューブの針の部分を切って注射器に繋ぎ、うまく喉の奥の方にチュッと入れられる方法を見つけ、それでまた何度か栄養を入れました。補液の点滴も2日に1回、毎日1回、、、と最後まで続けました。針を刺す皮下も肉痩せして2回に1回は失敗して刺し直しのような状態、可哀想だし、もう自然に枯れて行く方が楽ではないかと点滴をやめようと3度も思いましたが、その度に時間になるとヨロヨロ、フラフラとチュンチュンが歩いて来て目の前にへたり込む。それをみたらやはり点滴を続けないわけには行かない。フラフラなのに、息を引き取る前の日まで部屋の隅のペットシーツまで歩いてオシッコをしました。どこでしてもいいように寝床や途中の至るところにシーツを敷いてあるのに、トイレの場所まで行って、健康な色のオシッコをキチンと上手に。こんないい子なのに、チュンチュンを兄弟姉妹計3匹で拾った時からずっと忙しくてまともに構ってやれなかった。ベタベタ甘えない子だったので、元気でいればいいか、みたいな。でも最後の一ヶ月程は毎晩添い寝をしました。息を引き取る瞬間も見届けました。苦しそうな息もなく安らかだったと言えます。

19日には「お彼岸に入るのを待っているのだろうか」、20日には「最後の満月を見たいと思っているのでは」、次の日は「大安の日まで待っているのかも」と色々推測していましたが、王道の秋分の日、お彼岸の中日を選んだチュンチュン。

コロナもエイズもウイルスのヤツが憎い。宿主を死なせて何の得があると言うのか!

チュンチュン亡き後に秋はどんどん深まって行きます。早々と一個だけ柿色になった実は私の肩に当たって落ちてしまいました。例年のことですが、なかなか綺麗な赤色に紅葉しないソメイヨシノの落ち葉と一緒に。

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